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自宅で看取るということ・自宅で死ぬということ VOL3

在宅での看取りを可能とする要因

①家庭内の条件


  • 本人と介護する家族が「何としてでも在宅死、看取り」を希望している

  • 現在在宅で一般的に行われているもの以上の医療処置や、延命処置は希望しない

  • 家族、他人、業者を問わず基本的にほぼ常時介護力を確保できる

  • 家族ないし看取る人の中心人物がある程度理解力を持っている

  • 療養し死を迎えるにふさわしい環境である

  • 経済的に可能である


②外部の条件


  • 24時間体制で往診してくれる訪問診療医がいる。

  • 24時間365日対応可能な訪問看護を確保できる。

  • 迅速かつ臨機応変にケアプランを機動的に組み替えられるケアマネジャーを確保できる。


③費用

在宅でかかる費用は、病院の入院費より安いです。

大きく分けて、


  • 訪問診療費

  • 医療機器の費用

  • 薬剤費

  • 訪問看護費(末期がんの場合は医療保険)

  • ヘルパー(介護保険)

  • ベッドなどのレンタル

  • おむつ代などの衛生物品代


※場合によっては、自費のヘルパーや家政婦などを導入されている方もいます。


在宅での看取りが難しい場合(上記条件を満たせた上で)


  • 制御不能な激しい痛みや吐血、出血などの劇的な症状が出た場合

  • 介護者が疲労困憊してしまったとき(このような場合は一時入院して体制を立て直すか、病院での看取りになる)

  • 家族の意見が分かれた場合

  • 本人が入院を希望した場合

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